家族でひとつの会社を経営しております。
私たち夫婦は子供が遅かった為に、時期社長を親族のひとりにしなくてはならない状況に なっております。
また、親族のひとりが社長になることによって会社のなかの組織変更をしなくてはいけません。30人程の社員なので、出来るだけ円満かつ効率的な配置替えをしたいと 思っています。難しいご相談でしょうか?相談者:今野真様(仮名 60代)
ご自分の代で起業をされ会社を大きくされて来た今野様
鑑定の際も、ご相談される方全員のデーターと今までの営業実績が記された資料、会社の登記簿等、全て揃えてお持ちになられました。
堅実なお仕事ぶりが目に浮かぶ社長さんです。
今回は、生まれたお時間、生まれた場所がお分かりにならない方ばかりでしたので、九星気学の命術部分「傾斜宮」、宿曜占星術この二つを使い鑑定を進めさせて頂きました。
最近は自分の体調も悪く、治療に専念したい気持ちもあり、社長職を退きたいと決心をしたのですが、社長の席を親族に譲るということに奥様は猛反対。
ご長男さまが継がれる時に、スムーズな引き継ぎが出来なくなるのが心配というのが理由だそうです。
お母様の立場からすれば当然のことかもしれません。
まずは会社の登記時期を見てみました。
「何も気にせず決めました」と言われる割りには、見事に発展されて行かれる時期に立ち上げられてます。
会社の事業内容も今からの景気に左右されることもほとんどなく問題はなさそうです。
実際、景気状況的なことでお困りになられた事は一度も無かったそうです。
それでは引退を決意する程の体調不良はと言いますとズバリ「人間関係」のようです。
奥様とはそれこそ一から会社を立ち上げて頑張って来た「戦友」の様な関係いろいろな相談ごとをして来た相手ですが、意見が合わない時の方が多かったそうです。
九星気学の傾斜宮で観ると、共に「乾宮傾斜」(けんきゅうけいしゃ)ここは主に主人とか夫、仕事運というより「経営者運」を観ます。
まさにご主人様は経営者タイプですが、奥様にすると女性らしさに欠け、男勝りの傾向が出てしまいます。そして同じ宮に入っております。
ご主人も譲らないですけど、奥様も一歩も譲らない状態だとお見受けしました。
宿曜で観ましても「安・壊」という関係
簡単に説明しますと読んで字のごとく片一方は安心出来るが片一方は壊される関係を言います。
この「安・壊」宿曜の中ではもっとも悪い関係と言われていますが、全部が全部悪いわけではなく目的と期間が決まっていれば、ビジネス的に短期間に大成功することも可能です。
ただ今回問題なのは相手が奥様であるということです。
これはかなりのストレスを溜めての生活だったと思われます。
会社でも顔を合わせ、家庭でも同じ顔あわせ。
毎回火花を散らして暮らしてみえたのでは?の問いに
「そのとおりです」
だから、本音を言うと親族に入ってもらいワンクッション置きたいのだとか。
当然ですよね。
今度は、それぞれの人間関係を宿曜で読み解きました。
旦那様と親族 長男様
奥様と親族 長男様
長男様とご両親 親族様
親族様と旦那様 奥様、長男様
この関係をわかりやすく表にして説明をさせて頂きました。
そうするとご親族様が入られることによって四人の関係が円滑に行くことがわかりました。
そして実の親子よりもご長男さんと親族の方の方が「栄・親」の関係
仕事の関係というより親が子供を育てる関係になるので長男様はこの親族の方に経営内容というよりは経営者の心構えなどを教えて戴いた方が良いですよ。
とお伝えしました。
きっと、実のお父様が言われるより素直に聞かれるのではないですか?
といいましたら、「確かにそのとおりなんです。私たち夫婦の言うことは何一つ聞こうとしません」
いいんですよ。
宿曜は相性や関係を観るより、「縁」の深さを観るものだと思っています。
息子さんは良い方が近くにいらっしゃって本当に良かったですね。
この言葉を聞かれた時にやっと口元に笑みがこぼれました。
さて、もうひとつの問題。社員さんの配置替えですが、先ほどの宿曜の関係表を「30人分・30通り」書いて説明をさせて頂きました。
かなりの枚数になりますので差し上げる相手を間違えますと、嫌がれますが最初にいらっしゃった時の資料の枚数を拝見して、この方なら大丈夫と決行致しました。
御社の資料の中のひとつになれれば幸いです。
ご縁を大切になさってくださいね。